今だから話せる噺

基本的に釣行に関して多少ポイントに関しては大人の対応をさせてもらっておりますが、それ以外についてはほぼ事実関係に基づいたことをネットに掲載しております。ただその当時はどうしても書くことができない事情があった件についての噺。

 

ドボン

 

これだけ長いこと釣りをやっていると危険に遭遇することはそれなりにある。やはり一番は海にドボン。

その時は別に大したことないと思ってたけど後から考えるとぞっとしました。

それは年甲斐もなく離岸テトラへチャレンジしてた時の話。自称入善嫌いだと公言していたのですが、いつのころからか結構好きっていうか興味をもちだして釣行してました。

まあ単独で行ったり、釣り仲間と出かけたりしてたのですがその時は単独釣行。あそこは入善、朝日どころじゃなくってもう境の離岸テトラだと思います。こちらのほうではあんまり見かけないテトラもあって興味深々で渡堤。そんな中ちょっと気になる角テトラがある。やや大き目なので移動は大変ではあるが、それ故に魚影の濃さも気になる。

 しかし移動した割には気配はないなあと思っていたときにちょっと滑った。フェルトスパイクを装備していたんだけど少し減ったのかなあ!? 単独だし、万が一があってはと思って早々にその離岸からは撤退。で移動しやすそうな丸テトラへ。これなら移動もしやすいし、と思って調子こいてポンポンと移動してたときに一つポイと跳んだつもりが勢いがなかったというか跳びきれずにもどってそのままテトラの間に落下。そのまま垂直に落ちたようです。ラッキーなことにどこへもぶつけることなく、さらには浮上してすぐ横に上れそうなとテトラがありすぐさま乗っかることができた。ですぐにやばい携帯って画面見たら、最初は点いてたけどすぐにご臨終。その時は落ちたショックよりも携帯のことが気になってた。9月だったかな、まだそれなり気温高かったので速攻で岸に戻ってから濡れた着衣を乾かしてた。

今思うとホントに怖かった。あのとき命を落としていても不思議ではなかった。

 

①単独釣行でもちろん誰にもどこへ行くとはいってなかったこと。なので何かのトラブルがあってもすぐにはわからなかったこと。

②たまたま落ちた直下にはテトラなど障害物がなかったこと。もしテトラがあれば負傷しており浮上することはできなかっただろう。そして幸運にも落ちたすぐ横に水面すれすれのテトラがあってそこにあがることができたこと。

そう思うと今でもぞっとしてしまいます。これが一番のドボンでしょうな。

 

そしてドボンその2は、国分での話。

よく釣り仲間と国分へでかけていたときの話。結構浅場で波打ち際まで荒れることはあるのだけれどもそれ以上に離岸の魅力は大。その当時はほとんど人のボートに乗せてもらうことが多かったんだけれど3人だったのでワタクシと師匠が先に渡ろうということで浜からボートを出そうとしたんだけれど、大きなうねりがきてドボン。師匠が漕いでいてうねりで完全に手前のワタクシを覆いかぶさるような感じで転覆。タックルごと海中に沈むが、もうどうでもいいやっていう思いの中師匠は海中からワタクシのタックルを探して持ってきてくれた。そんな姿をあとから渡ろうとしていた〇サちゃんがニタニタしてるし~

 

 

流血事件

あの時は釣りバカ日誌では更新しなかった。恥ずかしい話だからである。

あれは○年の○月でした。早朝暗がりから竿出したいのでおそらく3時前に出発して4時過ぎに七尾到着。

そのときは何枚か釣れたのだが、雨が結構降ってきた。これから濁りがはいればもっと釣れるかも知れないとは思いつつその年はちょうど母親が入院した年で午後から行くつもりにしていたので、まあ今から帰れば昼頃に帰れるなと帰り支度。

たまたま釣果があったのでお土産に、、、氷を準備してなかったので近くのコンビニへ。

そのときも結構雨は降り続いていて氷を買って車の後ろのトランクへ入れようと急いでた。傘はもっていたはずなんだけど面倒くさくてさっさっとやればという思いがあったんだろう、そのトランクを開けるときに扉に頭を強打、、、

なんでぶつけるの? どうやったらぶつかるの? あとから考えてもかなり疑問、、、

頭に鈍痛、、、アホやなあと思いつつ魚をクーラーにしまい運転席へ。

もたもたしてたのでぬれたので頭をタオルで拭いたらなんとマッ赤、、、

しばらく押さえてたら止まるかな?と思ったけどどうやら結構出血してるみたい。やばい!

地元から遠く離れた七尾の地。どこに病院があるかもわからないし、、コンビニで聞いてみようか!?ぬれたまま、流血したまま、コンビニに入りこのへんに外科ありませんか?ってきいてみた。かなり怪訝そうな様子だったけど割合近くにあるらしいので速攻で向かう。

そして病院に入るともう受付の人がワタクシの姿に唖然、、、、

訳を説明してなんとか治療していただく。結局数針縫うことになってしまった。忙しいからなのか、よそ者からなのかよくわからなかったがかなりの時間を要した。処置の間の時間の長かったこと、、、、

そして自宅へ、、それなりの説明はするがわかってもらえたのかどうかもわからず。

しばらくは頭に包帯をしたまま出勤、数日ごとに消毒の為近くの外科へ。まあここでも初期対応してくれたところと違うこともあって大変やったな~

元はと言えば自分自身のしょうもない不注意ではあるんだけれども釣りがらみの怪我としては唯一の汚点となってしまいました。