釣り仲間・SNSについて考える

釣りクラブやめたわけ

もう10年以上も前になる話です。

釣りをはじめたころは同僚との釣りが多かった。しかしだんだんと熱が冷めて行きずっと釣りしてるのはワタシぐらいであった。その時たまたまホームページを作ろうということになって立ち上げたのが1998年の4月。開始してから色んな人からのカキコミがあり少しづつですが、釣り仲間が増えるようになりました。そんな折金沢の釣り師と知り合いになり、一緒に魚信の大会に参加することになりました。そしてその後ネットで知り合った仲間で釣りクラブを作りたいという話がありました。当時まだまだネット自体は利用されていませんでしたのである意味画期的なクラブであると思って賛同しました。こうしてクラブが結成されたのですが、富山メンバーはワタクシ一人。自分自身もクラブを盛り上げようと思ってましたし、ネットで知り合った仲間を勧誘してクラブ員にしてもらいました。情報はすべてメールです。まだ携帯とパソコンと半々くらいではありましたが、メーリングリスト形式で頻繁に情報交換していてまさしく今どきの形なのかなあと思っていました。自分はメンバーの中でも釣行回数は一番でしたから(笑)使えそうな情報はきっちりと流してました。チンタメインの釣果でしたが当時は結構数が釣れてましたから。

ところがあるとき問題が発生しました。ワタシが勧誘して入会したNさんはちょっと宇宙人的なところがあって、そういう人だということがわかったので普通に付き合っておりました。しかしどうもそれが気に入らない人には気に入らないようでして、私が参加できなかった例会で会長とNさんが衝突というか、Nさんの行動にケチをつけてきたような感じでした。Nさんがイカダでシーバスを釣った話が事実と違うとかなんとかだったと思います。ワタシにしてみればなぜ例会なのにシーバス狙いの釣りした方がおかしいとNさんを攻めたのですが、会長からシーバス狙おうと言い出したと聞いた時にはがっかりしました。クロダイ狙いのクラブの例会でいくら釣れないからといって、イカダ代ももったいないから何釣ってもいいっていうのはワタシにはありえないことでした。たいがいのことにはYESと言ってきましたがこういったことがポツポツあって少し最初に思っていたクラブのイメージとは少しずれてきているのは感じてました。

 

 その件は一旦は収まったかと思えたのですがその後またメールであれこれと言ってくる。その当時携帯メールは文字制限があるのですべてわからない。家に帰らないと何の話なのかわからなかったのであるが、日に何通もメールが来ている。おまけに私にどう思いますかと聞いてくる。、ちょうど前の会社が倒産して転職して一番精神的にもきつかった時期でもありました。趣味のことでこれ以上もめたくないと思った反面、自分自身はクラブに対して貢献してきたという自負があったので辞めたいといっても簡単にやめさせてくれないだろうなという思いがありました。ある意味賭けもあってついに”やめます”と言ってしまった。

 それに対して待ってましたがばかりにストレートに了解され、Nさんとワタシは退会することとなりました。Nさんいわく、私が入っていたから入っただけで未練ないよ~、、、、私は未練というよりも、、なんだかな~。結局ワタシの息がかかった富山メンバーが増えることが嫌だったんだなあと思いました。クラブを私物化したかったんでしょうね。

しばらくはちょっとショックでした。それとメンバーに誘って自分が先に辞めてしまったのがちょっと悔いが残りました。でもその心配がないことはすぐにわかりました。その後立ち上げたメーリングリストに皆入ってくれたんです。そのメンバーとは今でも連絡を取ってたまには一緒に竿だしています。

 

 色々聞きますがやはり釣りクラブの運営というのは大変みたいですね。あまりにもルールで決め決めにしてしまうのもダメだし、あまりにも無秩序だとばらばらになるし個性の強い人が多いとなおさらまとまらなくなるみたいしね。あくまでも趣味の世界なのでその中で統制をしいていこうとすることはムツカシイみたいです。

 

メーリングリストやめたわけ

釣りクラブはやめたけど今までの仲間とは自分のホームページを通じてしばらく情報交換していた。その時にフリーメールというサイトで無料のメーリングリストを提供していることを知る。

 

メーリングリストとは

グループ内で情報交換をするための電子メールの利用方法の一つ。参加者全員を特定のメールアドレスに登録することにより、そのアドレスに届いたメールを参加者全員に送付するシステム。

 

今みたいにスマホがあればいつでもネットにつなげることができたが10年前はできたが一般的でなくパソコンで開くのが普通だった。まだ常時接続もされてなく私自身のパソコンも電話回線を利用していたので遅いし、電話と一緒に使えなかったので非常に不便な思いをした。(よく奥さんに文句言われてた)

そんな中でメールを使えばパソコンでも携帯でもどちらでも情報をリアルで届けることができる非常に画期的なものに感じられた。そしてメーリングリストはネット上では公開できない情報でもメンバーのみに情報が伝えられるので非常に重宝した。特に釣り場の情報に関しての扱いには非常に気にした。ホームページでも最初のうちは、だいたい公開していたんだけれども人から聞いた情報とかあまりメジャーじゃないポイントについての情報とかは公開して色々とトラブルになったということを聞いていたので自分もだんだんと公開できなくなっていた。その点メーリングリストではすべて公開してメンバー内で情報交換できる場として非常に役に立っていたと思う。メンバーは来る者拒まずの精神で登録者はMAX30名を超えていたと思う。しかしメンバーが増えるにつれて問題も出てきた。みなすべて相性がいいわけではない。どうしても中では好き嫌いというか、釣りのスタイルについても違和感を感じるメンバーもでてきた。来る者拒まずでメンバーを増やしたことがあだになったようである。結果、あの人がいるなら情報公開しないというメンバーがでてきて結局頻繁に行われてきたメール交換もほとんどワタシを含めて数人のみの寂しい結果になってしまった。

でこれ以上続けても意味がないなあということでジ・エンドにしたわけである。

 

とはいえ釣りに行く仲間はメーリングリストがあろうがなかろうが結果は一緒になったのでまあしょうがないかというのが結論。でまた新しい形を求めてSNSというツールにいきついた。

思うにクラブであろうが色んな組織だろうが、どうしても温度差のあるメンバーが出てくることになるのは非常に悲しいことなのだが避けられないことだろう。まあ仕事ではないあくまでも趣味っていうことでもあるからね。でも趣味の世界故にとことんやりたいっていう思いもあるから、、、

 

釣りバカSNSやめたわけ

そして次に立ち上げたのは会員限定のSNSサービス。

FC2 SNSというサービスです。完全に非公開にできたのであくまでも知っている仲間内だけでの情報交換ができました。10名くらいで5年くらい続いたかな~

オープンの釣りバカ日誌を書き込む前にSNS宛に詳細の情報を送り、さらにそれを校正してからカキコミしてました。仲間内にはそれなりの情報を、、皆そんな感じでやってくれてたんですが、時間の経過とともにこちらもいつの間にか書き込みが少なくなってしまったので閉鎖しました。

基本的にワタクシはサイトでは更新されていないサイトはやっぱいやだし、SNSに関してもあんまり利用されないなら意味がないと思うので。たとえば釣りクラブにしても活動してないんだったら意味ないと思うので、、思い切ってやめました。でも釣り仲間とのやりとりを楽しんできただけにやっぱそれが途絶えた時にはちょっとさみしかったです。

まあ不定期ではあったけどメーリングリストのメンバーとの飲み会とかSNSのメンバーとかの飲み会とかもあったし、それもなくなっちゃったからな~ まあ飲みの機会が減ったのがつらかっただけかも(笑)

 

今ならLINEッスね。写真も動画もリアルタイムで送れちゃうし、これがMLやSNSやってた当時あったらもっと盛り上がっていただろうな~。いまでも気心知れた連中となんかこういったつながりもちたいなって思ってますが、、、